これで本当にスタートするんだなと感じました。

中川角司

2014年04月18日 16:57

 



<2014年4月16日のFacebook投稿>

夕方、葬儀社さんに、チラシ1000枚をお届けしました。

これで本当にスタートするんだなと感じました。

いつ電話が来てもいいように、受け入れ態勢も整えるように動きましょう。

まさか半年前は、このようなお仕事をするとは思っていませんでしたが、バトンが来た以上は、全力投球します。

先々週も親戚が亡くなりましたので、やはり年齢的にも、リアルに人の死に関わる時期になったのだと思います。

先日にお会いした方も、ご自身の死を予感して、そこから逆残する人生を生きているようでした。

僕も、ぼんやりと「あと5年ぐらい」を予感していますので、駆け抜ける青春みたいな人生をしたいです。

大切な人が亡くなったグリーフ(悲嘆)は底知れず、その瞬間は、人生が「白紙」になるほどです。

グリーフ状態の心のケアにゴールはありませんが、ひとつの目安として、「故人を思い出しても心が揺れない」という事が挙げられています。

死別グリーフの様々な資料を読みますと、パートナーや子供が亡くなると、1年以上苦悩することが「あたりまえ」のように書いてあります。

そして、場合により、「何年も」苦しみから解放されないという表記も見つけます。

遺族からみて、亡くなった方は「子供・パートナー・親」のどなたかであると思いますし、場合により兄弟姉妹や近い親類かも知れません。

そして、亡くなり方は「自殺・犯罪被害・突然死・長患い」のどれかだと思います。

その対象と死因の組み合わせによって、遺族の気持ちが全く異なりますが、下記が目安となる死別後のメンタルです
 
 
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 <大切な人を亡くした方の心の状態>

 ・49日頃: 精神的打撃・否認・怒り・自己防衛の時期

 ・一周忌頃: 感情が少しづつ言葉で表現できる時期

 ・三回忌頃: 愛する人の死を少しづつ受容でき、現実を認められる時期

 ・5年目頃: 新しいアイデンティティ・立ち直りの時期

 ・7年以降: 感情の落ち着き・感情の沈静化の時期
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ホントー?と思うほどですが、多くの方がこの状態になるそうです。

これは特別なことではなく、一般的な状態で、どの本にも似たような内容をお見受けします。

僕はまだ、たかだか半年の経験ですが、当事者として十分に理解できますし、本当にこの状態は大変なことだと思います。

しかし、実際に僕にかけてもらった声も含めて広く認識するなら、恐らく一般的には、「え? 死の受容に3年もかかるの?まさかー。」という感覚があるのではないかと感じます。

死別の心理は複雑で、本当にその当事者になってみないと理解できない感覚が山ほどあります。

僕は人様に心の内側をお伝えしていた仕事のお陰で、そのやり方を自分にやってあげて、毎日、自分の気持ちを誤魔化さずに見つめ続けました。

さらに、コカさんに教えてもらったゼロリセットが瞬時に僕の重たい感情を消し去ってくれて、コカさんが亡くなって3ヶ月で僕のメンタルはほぼ健全に戻りました。

ですから、一般的な死別後の立ち直りと比較して、僕の事例は急速に復活できた部類に入るのだと思います。

そして、気持ちや感情に真正面から取り組む為には、いくつかの人生観がバックボーンとして必要だったり、故人を偲ぶことになる日常の過ごし方も、偶然に見つけました。

僕は、かつての僕のように苦悩されている方に、僕が与えて貰った「それら一式」をお渡ししたいのです。

死別後の心の整理について何の知識もなかった僕は、感覚だけで心の整理に取り組みましたが、コカさんが亡くなって4カ月目に、初めて「グリーフ(悲嘆)ケア」という概念と療法があることを知りました。

グリーフワークを勉強をしてみますと、僕はかなりピンポイントで効果のあるワークを無意識にしていたと理解できました。

まずは、ショック当時の自分の心境について、似たような話を、恐らく50人以上の方にさせていただきました。

これは、倒れた本棚の中に、一冊づつ、本を戻してゆく作業になり、自分の中で、出来事に対して客観的に見つめる視点を作り上げました。

そして、そのプロセス全部が、「故人と出会い、故人が去った」事の意味を感じさせてくれました。

さらに、肉体がなくなっても故人がずっと生き続けている事がわかるようになるので、新たなスタイルの絆として再構築できれば、心が安定することが分かりました。

この自分が掴んだ感覚と、沢山の心理系ドクターが研究してきたことをすり合わせて、僕のセッションにしてゆきたいと思っています。

その中で、継続的に関わってくださる前提で、通常、1年以上苦悩するのが当り前なら、僕の取り組みとしてのひとつの指標は、「半年で故人を思い出しても大体心が揺れない」事を目標にしたい感覚がきています。

ショック当初の早めのケアは重要であり、その後の改善時間に差が出ると感じます。

こんなに苦しい時間はなるべく早く終わらせて、「もう一度、人生をやってみたい」と感じていただけることを目指して、精進したいと思っています。

また、僕のことを知らない方にもご安心頂く為に、夏に予定されているグリーフケアの資格を取得する手順を調べています。

昔は、「70億人に対して気づきのキッカケを提供して地球を変えたい」と燃えていた自分でしたが、今は、「身近で苦悩している方がいるならご支援したい」気持ちでいっぱいです。

それが、僕がこの半年、沢山の方に支えて頂いた恩返しのようにも感じています。

無理はしないで、楽しく張り切りまーす!

そして、今はセッションだろうが、セミナーだろうが、本当にコカさんがサポートしてくれています。

そのことで、本当に、今は、新しい感覚を山ほど体験させてもらっています。

結構忙しくなってきたけど、駆け抜ける青春で、ひとつひとつ丁寧にやってゆこう!

全ての流れは、やっぱり感謝しかないですね。

ご縁をありがとうございます。

全てに感謝
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
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